専攻医・スタッフ募集
医学生・研修医の皆様へ
適切な診断と治療を迅速に行える救命救急医が社会から必要とされている現在、全国的に救命救急センター数は増加し、またその規模も拡大しています。2004年度からの臨床研修必須化で救命救急科が必須ローテートになったことは、まさにその裏づけであるといえます。しかしながら救命救急センターに搬送される急性期疾患は少なく、また初期診療に対応できる医師を養成する研修システムや研修病院は多くありません。
当施設は多種多様かつ豊富な症例と各領域の専門医師による指導のもと、一流の救命救急医の養成に力を入れている施設のひとつです。搬送件数・診療レベルともに全国トップレベルであると自負しています。とくにドクターヘリ搬送や平成17年にリニューアルした新・救命救急センターの充実した設備は他施設にはない大きな魅力ではないでしょうか。
救急初期研修を終えて、「興味が沸いてきたので、より深く救急医療を勉強したい」と考えている研修医のみなさま。また、十分な救急研修が受けられずに「一度は本場の救急医療を経験したい」と考えている研修医のみなさま。「百聞は一見にしかず」です。まずは見学に来てください。夏休みや冬休みなどを利用して見学される方も増えています。遠慮なくお気軽に下記までご連絡ください。
研修医はもちろん、医学生や他科・他施設よりの転科・転向を考えている医師も幅広く受け入れています。
外科や内科に比べると、救命救急医学の歴史は浅く、まだまだ発展途上の学問です。しかしながら近年の医療技術の革命的な進歩により、救命救急医学自体も大きく変貌を遂げています。とても手の施しようのなかった疾患・病態が治療でき、緊急手術適応であった患者さんがより安全で侵襲の少ない検査や治療法で救命可能となりました。
こういった変革・発展は今後もまだまだ続くものと考えられ、このような分野・学問の発展の一端を担うことができるのはわれわれの大きな喜びのひとつであるといえます。また発展途上の分野であるため、さまざまなチャンスがあるのも事実です。チャンスに後ろ髪はありませんよ。毎年大勢の医学生・研修医の皆様が当施設を見学にこられます。漠然と救急医療にあこがれを抱いている方、所属する大学に救命救急センターがなく救急臨床実習を満足に体験できない方、救急臨床実習で救急医療に興味を持ち研修先の一つの選択枝として見学にこられる方など様々です。多くの方が1~2泊宿泊し、本場の救急医療の現場を体験しています。他の施設のほとんどが「ただ遠くから見るだけ」の見学システムをとっている中、当施設では「見学者参加型システム」をとっています。 つまり、患者さんの問診や移動、心電図検査など、医学生にもできることは積極的に手伝っていただきます。そうすることで、われわれ救急医により近い距離や気持ちで現場の救急医療を体験できると考えています。多くの医学生の見学者も歓迎していますのでお気軽にご連絡ください。
専攻医募集
当施設の特徴
当施設では、救命救急医として十分な知識と手技を習得するため、日本救急医学会認定救急科専門医の研修プログラムに準拠した独自の研修プログラムを用いています。主に、東海大学医学部付属病院高度救命センターにて研修を行います。高度救命救急センターにおけるチーム診療(ER診療、およびICUを中心とした集中治療、ドクターヘリ・ワークステーション・洋上救急等の現場出動)による研修を中核とします。ERにおいては年間救急車台数約7000台を超える豊富な症例数を元に、救命救急医に必要な知識、手技を取得していきます。重症度も軽症~重篤と幅広いです。入院診療においては、高度救命センター特有の重症患者(多発外傷、熱傷、中毒、敗血症等)のICUにおける集中治療を中心とした研修をおこなっていきます。
また他の関連救命センター・二次救急病院での研修も行っており、高度救命センターとはまた違う環境で研修できます。
オーダーメイド研修
希望により、消化器外科・心臓血管外科・脳神経外科・放射線科・内科・麻酔科等の研修も相談ができるようになっています。 特に外科研修では将来的に外傷外科医、Acute Care Surgeonとして必要な手技を身につけることを目的とし当院消化器外科を中心としてローテーションしていきます。同時に外科専門医を取得できます。他の関連施設での外科研修も行っております。 また放射線科では外傷治療に必要なTAEの手技を学ぶことができます。
東海ER Vascular IVR認定医制度
当院では放射線科でIVRを学び独自でのVascular IVR認定を行っております。外傷において救急医がIVRを行っているのも当院の特徴です。以下の内容にて実施しており、現在は東海大学医学部付属病院で5名、関連病院の大田記念病院で2名資格を持ってIVRを施行しております。
勤務体制
3チームにわかれ、各チームが入院患者を10~20人ずつ担当します。シフト制の勤務で、病棟患者を毎日管理しつつ、3日に1回救急外来の日勤を担当します。夜勤については各チーム1人ずつが寄り集まって勤務する形でシフトを組みます。例えばAチームの救急外来担当日に来院した患者で、救急科での入院が必要と判断した場合には、Aチームで入院加療を行います。救急外来で診察した症例について、その後の管理も同じチームで継続して行うことで、診断的アプローチから入院管理まで、ひとつひとつの症例を一本の「線」で理解していくことができます。研修機関の認定(当科のみで取得可能)
日本救急医学会専門医指定施設、同指導医指定施設(学会認定指導医4名)
外傷専門医研修施設
日本熱傷学会熱傷専門医認定研修施設
日本航空医療学会認定施設
日本集中治療学会専門医研修施設
日本高気圧環境・潜水医学会認定施設
他科にて取得出来る資格
日本外科学会専門医
日本内科認定医
麻酔科標榜医
日本麻酔学会認定医
協力医療機関
- 小田原市立病院
- 海老名総合病院
- SUBARU健康保険組合 太田記念病院
- 東海大学医学部付属八王子病院
- 東海大学医学部付属大磯病院
- 平塚市民病院
- 東名厚木病院
- 静岡市立清水病院
- 茅ヶ崎市立病院
- 神奈川病院
- 国際医療福祉大学熱海病院
- 琉球大学医学部付属病院
- 山梨大学医学部附属病院
- 横浜市立市民病院
- 東京医科大学
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